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佐藤 勝彦さん:営業パーソンが一人で動画まで作れるようになる営業 DX を mmhmm で実現

Hirotaka Nakagawa

2022年8月17日

営業活動や接客の様子を動画に撮影し、それをクラウド上で評価することによってより良いものにしていく教育クラウドアプリを開発・販売する TANREN 株式会社の CEO、佐藤 勝彦さん。6 月に発表した mmhmm ヒーローのお一人でもあります。オフィスde動画では mmhmm を使ったプレゼンの作り方をご紹介いただきました。mmhmm をいち早く活用し、自らのビジネスで最大限に活用されている、佐藤さんの活用方法を伺いしました。

まず mmhmm との出会いについて教えていただけますか?

ソーシャルで「mmhmm ベータ版がヤバい」という投稿を見て、早速申し込んで使い始めました。調べてみたら、2020 年 7 月 8 日には自分でも mmhmm についてツイートして(注記:mmhmm のベータ版が発表されたのは 2020 年 7 月 7 日でした)、31 日には mmhmm で作成した動画を YouTube チャンネルに上げていました。動画を社内で作成したいというニーズのあったお客様への提案として mmhmm なら簡単に誰でも動画が作れますよ、ということを紹介するサンプル動画だったんです。そのお客様は残念ながら獲得できなかったのですが、ただ、その後も「見本動画を作る上で、こんなに便利なアプリはない」「もっと紹介したい」と思い、YouTube に動画をあげていきました。

当時のベータ版は招待制だったので、mmhmm を使ってみたいという知り合いから招待して欲しいと連絡がずいぶん来ました。バージョンがどんどん上がり機能が追加されていったので、その度にツイートしていましたね。これなんかは、夜、歯を磨いている間にとんでもない機能がリリースされたのを知って、つぶやいた時のものです

歯ブラシを口にして驚いた顔の男性

TANREN では、元々録画した動画を活用されていますよね。mmhmm も録画を中心とした使い方ですか?

はい。

以前は携帯会社への研修・トレーニング講師業を長年やっていて、「佐藤がセールス講習をやれば数字が上がる」という評判をいただていました。スタートアップ企業も、起業当時は受託開発を請け負うことで売上を上げるといったことがあると思いますが、私は開発者ではないので、起業した当初は「研修」業で売上を上げていました。

トレーニングの需要があっても、全国を足を使ってすべて回るのは大変です。ですから、動画を録画してそのビデオを納品する、ということをやっていました。それでもビデオを作るのは大変だったので、mmhmm のおかげでビデオが量産できるようになって感動しました。

スライド表示してプレゼンテーションを行う男性

具体的にはどう良くなりましたか?

外注を使わずに一人で完遂できるようになり、業務効率が格段に良くなりました。

営業パーソン一人で何でもできるようになるのは、営業 DX の世界観だと思っています。人手が少ない中小企業にはよりインパクトがあるのではないでしょうか。

みなさん食わず嫌いなだけで、mmhmm の使い方を少し練習すれば、誰でもできるようになるわけです。いまだにこういった動画を見て「業者に◯◯万円くらいで発注したのかな」と思っているならば、それは大きな間違いで、一晩やる気を出せばあなたも作れます、と言いたいです。ですから、ちょっとした使い方のセミナーをするだけでも、いまだに反響をいただけます。「いままでの外注コストもっと節約できたじゃん!と思える衝撃でした」と言っていただけたりします。

営業のみなさんは普段から営業トークをされていて話すのはお上手だと思うのですが、ビデオとなると途端に拒否反応を示す方がいるのはなぜでしょう。

それについては mmhmm の機能で解決できると思います、それがテイク機能。

録画ビデオで顔出ししたくない人の大半は、実は、甘噛みが多いため、何度も修正をしなくてはならないからやりたくないのではないか、と思っています。YouTuber をやってみて分かったのですが、自分でさえ「あー」とか「えー」とかすごく言っていて、編集するところが多すぎるんです。これって、喋り方の問題なんだ、と気付かされました。テイク機能を使えば、スライド毎に簡単に撮り直しが可能です。最小の労力で修正できるので、この機能はとても重要です。

録画以外で mmhmm を使っていただいているシーンはありますか?

社内での利用、気を許したメンバーの間では、つまらないミーティングを mmhmm for web を使って面白いビデオ会議にしていますね。「気持ち悪いです、やめてください」と言われますが(笑)。

たくさんの同じ男性がいる部屋

また、画面共有をするほどの時間がない時でも、いつでも自社製品の説明できるように、製品画面を壁紙(ルーム)にして、その中に入って説明をできるようにしてあります。営業で言うところのアイスブレイクです。

製品の中に入り込んで説明を行う男性

今後の mmhmm に対してのご期待をお聞かせください。

お客様の中にはあまりスペックの高くないパソコンをお使いの方もいらっしゃいます。マシンのパワーが低い方でも快適に使えるようになると嬉しいですね。また、パソコンを持っておらず、iPhone や iPad ですべての仕事を行なっている方々もいらっしゃいます。Web 会議、そして、動画収録ツールとして、mmhmm を iPhone や iPad だけで使えるようになると素晴らしいです。

新型コロナウイルス症のパンデミック以降、オフィスに行くこともほとんどなくなりました。会社をさらに成長させていく過程の中で、「果たして事務所は必要なのだろうか?」と考えています。また、働き方としても、一人一人のプロフェッショナルが有機的に動いていく組織が理想です。働く場所もフリーで、オンラインでスピード感を持って世界観、経済的にも素晴らしい効果を生んでいるのを肌で感じています。mmhmm はその製品だけでなく、働き方の面でも、これからも注目していきたいと思っています。

(このインタビューは実際の発言を編集したものです。)