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エサン・アラヒャル・パルサさん: シリアルアントレプレナーが語る EdTech とデジタル学習への恒久的なシフト

2021年1月12日

講演するエサン・パルサさん

写真提供:Vox-TVNOW/Bernd-Michael Maurer

エサン・アラヒャル・パルサ(Ehsan Allahyar Parsa)さんは 25 歳という若さで、アダプティブテクノロジー(適応技術)を使って人々が迅速に学習できるようにすることを目的とした教育系スタートアップを率いています。ベテランのデジタルノマドであり、10 カ国語を話すことができる彼は、コロンビアの大学時代にはスペイン語を、北京でテクノロジーとイノベーションマネジメントのMBAを取得する際には中国語(北京語)を学びました。

パルサさんは、彼自身は「Tinder(ソーシャル系マッチングアプリ)の AI 支援付き言語版」と表現している Rootify を設立し、人々が自分の言語を理解していることを利用して、他の言語を素早く学ぶことができるようにするための支援をしています。彼はドイツのテレビ番組「Die Höhle der Löwen」(「マネーの虎」のドイツ版)で Rootify を紹介し、デジタル教育を無視していた教育機関からの支援要請を受けるようになりました。彼のスタートアップは現在、起業家志望者と知識を共有するために mmhmm を使ったアドベントカレンダーアドベントカレンダーを提供しています。

彼のビジネスの話や、mmhmmを発見した経緯、そして誰もが自宅学習をするようになった今、何が良い方向に変わったのか、などについてお話を伺いました。 

Rootify はどのようにして始まったのでしょうか?

Rootify は 3 年前に始めました。ボランティアで通訳をしていて、難民が流入していることに気づいたのがきっかけです。私の両親はイラン出身ですが、私はドイツで生まれました。学校で使った英語を含めたトライリンガルとして育っただけでなく、これらの異なる文化の中で育ちました。全く違うもののように見えますが、これらの言語はとても近しいものであることを実感しました。

フルタイムでボランティアしていましたが、ドイツ語を習いたいけど苦戦しているという、新規学習者の需要があることを知りました。そこで私は、どうすればもっと規模を拡大できるかを考え始めました。これが Rootify を始めたきっかけです。私たちはドイツ語と英語という言語の組み合わせを開始し、スペイン語やフランス語のような最も需要のある言語にまもなく拡大する予定です。そして、中長期的には、私の母国語であるペルシャ語のようなニッチな言語を提供して、そうした言語習得を最も必要としている人たちを支援したいと思っています。

アドベントカレンダーについて教えてください。

アドベントカレンダーは、ParsAcademy という私の最初のスタートアップのものです。ParsAcademy は、2016 年にデジタル教育を提供したいと思って私が自分一人で立ち上げたビジネスです。今はパンデミックの影響で、すべてがデジタルに移行していますが、4 年前、特にドイツでは前衛的なものでした。

私たちは ParsAcademy プラットフォームを使って教育を提供していますが、これを「個人の成長のための Netflix」と呼んでいます。毎日 5 分から 15 分程度の役に立つ情報があり、起業家なら誰もが持っているはずの知識です。私一人でやっているわけではありません。私のメンターや、フランクフルト、ベルリン、ミュンヘンで強くつながっている他の同僚も招待しました。例えば、一番最初に挙げたのは、ドイツのスタートアップシーンで有名な人物でもある、APX のマネージングディレクターである Joerg Rheinboldt さんです。

どのようにしてmmhmmと出会ったのですか?

実は Joerg からでした。彼は私の起業家としてのメンターでもあり、Rootify のアドバイザリーボードのメンバーでもあります。

カレンダー用に彼のビデオを送ってほしいと頼んだところ、送ってきたビデオの右下の隅に mmhmm のロゴがあったんです。彼が自分の映像をズームで小さくしたり大きくしたりしているのには驚きました。そして「全部ビデオを作り直さなくてはだめだ。これを使ってみたい」と思いました。素晴らしいソフトウェアをありがとうございます。本当に一瞬で惚れ込んでしまいました。

パンデミックの影響で、なにか改善されましたか?

まず最初は、みんなが在宅で仕事をしているので、母はようやく私が会社を持っていることを疑わなくなったということです。

もう一つは、デジタル教育の大きなブームと加速です。今や教育機関はデジタル化しなければならないので、4 年前には私のアイデアを否定していた教授陣が、今では大学やビジネスにデジタルソリューションを導入することを懇願しています。つまり、私の EdTech スタートアップの両方が、より関連性を持つようになったということです。私は 4 年間説明しようとしてきましたが、今ではもう説明する必要はありません。今では「すぐ使いたいから早くできるようにしてくれないか?」といった感じで、何も質問されないんです。

(このインタビューは実際の発言を編集したものです。)