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GMOインターネットグループ:mmhmm を活用してライブ感のあるオンラインイベントを

Jun 9, 2021

GMOペパボ株式会社 技術部 コーポレートエンジニアリンググループ モリモトマサヨシさん

対面で行うリアルイベントが開催できない状況が続く中、GMOインターネットグループではグループ内の社内表彰式「GMOアワード2021」のプレイベント「Road to GMO AWARDS 2021」をオンラインで行いました。その際、mmhmm を活用し、多くの人が参加し、ライブ感のあるイベントが開催できたそうです。

このイベントの裏側を支えたお一人、GMOペパボ株式会社 技術部 コーポレートエンジニアリンググループのモリモトマサヨシさんにお話を伺いました。

mmhmm とはどのように出会ったのですか?

昨年松本で開催される予定だった「RubyKaigi 2020」がキャンセルとなり、「RubyKaigi Takeout 2020」としてオンラインで行われることになりました。私は裏方として参加していたのですが、登壇者から動画を送っていただく際、mmhmm を使って録画されたファイルがあり興味を持ちました。また、社内でもリリースが話題になっていました。YouTuber をやっているエンジニアが社内にいてその人が mmhmm を使っていたり、社内教材の制作動画に利用しているケースもあったりしました。

それではパンデミックの前からストリーミングなどに関わっていらっしゃたのですね。

はい。今の会社に入社以降、決算説明会のライブ配信業務に関わりました。本格的にライブストリーミングに携わるようになったのは、5 年ほど前に EC セミナーに関わるようになってからです。指導する方がオンライン配信に積極的で、週 2 回ほどのオンラインセミナー、外部でのインタビュー録画など、様々なことをしました。

このパンデミックで何か状況は変わりましたか?

まず、GMOペパボは 2020 年 6 月からリモートワークを基本とする勤務体制へ移行したため、パートナー(GMOインターネットグループでの従業員の呼称)の出社が減りました。このため、イベントを担当していた私としては、人がスタジオに集まって、現場でスイッチャーで映像の切り替えを行うようなイベントはむしろ少なくなったんです。

それは面白い動きですね。多くの会社はイベントをオンライン化しました。

全員が Zoom などのオンラインツールで参加する形になりましたから、集まる必要がなくなったわけです。ただ、機材やツールの選定、設定方法などの相談は多くなりました。グループ会社などでは逆にミーティングルームをクロマキー対応した会社もあり、今回のオンラインイベントでも利用させていただきました。今回の件も合わせ、グループ内での協力は増えました。

今回のイベントでどのような見せ方をされたのか、教えてもらえますか。

Zoom 経由で参加している人の映像をプレゼンターとして、また、資料出力用マシンからの映像をスライドとして mmhmm に取り込み、さらにスタジオにいる人たちと映像と mmhmm の映像を他のソフトウェアで合成したものを、ストリーミングしました。

オンラインイベントの様子(写真提供:モリモトマサヨシ)

システム(映像系)全体図(写真提供:モリモトマサヨシ)

とても面白い活用方法だと思いました。評判はいかがでしたか?

今までやってきたことと、mmhmm を試してみてできるなと思ったことの点と点と繋がって、このような仕組を考えました。

裏方で配信に関わっているような人たちからは「どうやったの?」と聞かれたりしましたね。視聴者からは「すごかったね」と言われました。どんなツールを使っているかまでは、興味はなかったようです(笑)。違和感なくイベントを楽しんでもらえたということではないかと思います。

スタジオの準備風景(写真提供:モリモトマサヨシ)

特に気に入っている機能などはありますか?

グリーンバックなしのクロマキーは便利ですね。Zoom や Microsoft Teams などのビデオ会議アプリには装備されてきていますが、映像合成に特化した業務用ソフトにはまだありません。これはとても便利です。また、ブロードキャストウィンドウを、今回のオンラインイベントでも活用しました。これを使って、あとは配信用のツールを準備すれば、ライブ中継がすぐに可能になります。

mmhmm を使うようになって、何が良くなりましたか?

映像の合成や様々な演出は、特別な機材が必要になったり、それ専用の PC を用意しなくてはならなかったりして、手軽には使えませんでした。mmhmm はそこまで高いスペックを要求されず、社内に MacBook Pro を使っているエンジニア社員が多かったこともあり、すぐに始めることができました。また機能が限られていることで、その結果、軽い動作が可能になっているのではないかと思います。

登壇者が画面に登場するのとしないのでは熱量が全く違います

最初はただ面白くて使っていましたが、mmhmm を使うようになってプレゼンテーションの質が格段に上がったと思います。以前はプレゼン資料を全面表示で共有して、登壇者の姿は見えないことが多かったです。長年セミナーに携わってきた中で、登壇者が画面に登場するのとしないのでは熱量が全く違うことを肌で感じていたので、mmhmm を作っている人は「分かってるな」と思いました(笑)。

私たちの会社のいいところは、社内のコミュニケーションの良さだと思っています。コミュニケーションについては Slack を活用していますが、リモートワーク環境になり Slack 上での業務に関するログが増え、カジュアルなチャットが流れてしまい、その時雑談に参加していた人以外に見えにくくなってしまいました。ビデオチャットツールなども試してみましたが、映像に関してはコンピュータのスペックが要求されるものもあり、まだ「これ」というものは見つかっていません。対面でのコミュニケーションを補う方法の一つとして、mmhmm が活用できないだろうかと考えたりしています。

ただ、プレゼンに関しては、プレゼンターが一緒に表示されるプレゼンテーションは伝わり度が全然違いますので、個人的にはもっと mmhmm が社内でも活用されるといいなと思っています。

(このインタビューは実際の発言を編集したものです。)