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ローラ・クリスカさん:The Business of We と、テクノロジーが「私たち」と「彼ら」の間の架け橋となる方法

Jan 26, 2021

作家で、異文化関係の専門家でもあるローラ・クリスカ(Laura Kriska)さんは、コンサルティングキャリアの大部分を国際的な大企業で過ごしてきました。彼女は日本でアメリカ人宣教師の間に生まれましたが、彼女が「非常に均質的で白人が多い」と言う、オハイオ州コロンバスの郊外で育ちました。

大学在学中や卒業後は日本に戻り、異質なグループがお互いの違いを理解し協力してより良い仕事ができるよう支援することを中心に、25 年のキャリアを築いてきました。ビジネス書であり、個人成長のためでもあるという 2 冊目の著書『The Business of We』では、あらゆる文化的ギャップを橋渡しするツールを提供しています。

世界を飛び回る講演者、そしてワークショップ・トレーナーであることは、パンデミックの最中には困難を極めていますが、クリスカさんは世界中のより多くの人々にリーチする方法としてテクノロジーを採用しました。文化的な共感がこれまで以上に重要になっている理由と、mmhmm が対面での経験を置き換えるだけでなく、それを改善するのにどのように役立っているのかについて、彼女にお話を伺いました。

まずは日本語の動画をご覧ください。

著書の「The Business of We」について教えてください。

私が過去 25 年ほど行ってきた仕事は、主に日本の大企業で、日本人とアメリカ人の間の文化的ギャップを埋めるお手伝いをすることです。私は特に「私たち」と「彼ら」の間のギャップに取り組んできましたが、日米間だけでなくもっと国際的に広がりをもつ仕事になりました。それと同時に、アメリカ国内での経験を通して私自身の人生の幅が広がったことで、文化は国の枠組みに限られたものではないということがわかりました。 日本では箸を使い、ブラジルでは頬にキスをするなど、文化のギャップは国籍と関係するものだと考えていましたが、文化はその人のアイデンティティのあらゆる側面に関係するものだと考えるようになりました。ギャップは、その人の国籍、言語、民族だけでなく、人種、宗教、社会経済的状況、教育などの違いに基づいて生じる可能性があります。

日本で長い年月を過ごし日本語を学んだ後、私は日本とアメリカの間で柔軟に対応する術を身に付けました。異文化コンサルタントとして、私は何千人もの人たちが文化のギャップを埋める能力を身につけるための具体的なツールを開発しました。この経験は、これらのツールがアメリカの企業界、そしてその先で、どのように応用できるのかを理解する助けとなりました。例えば、私は多くの白人と同じように、この国における有色人種の人々に対する構造的な人種差別の存在に気づくようになりました。「私たち」と「彼ら」の人種格差は是正されなければなりません。私の本にある「WE-ビルディングツール」を使って、私は人種に関する私自身の人生の選択を反映するため自分自身に挑戦してきました。「ブラック・ライブズ・マター運動」は、私たちの歴史や現在の状況についての真実を知り、理解する上で重要な助けとなりました。私は自分の無知を是正するために「WE-ビルディング」行動をとることで、人種間格差をなくしていくという自分自身のプロセスに取り組んでいます。例えば、私は本を読んだり、ポッドキャストを聞いたりして、この重要なギャップを理解し、狭めようと努力しています。「WE-ビルディングツール」は、国際的な文化の違いだけでなく、人種や民族などの違いをはるかに超えて、幅広い場面で役立つと思います。私は人種や宗教の専門家ではなく、むしろ、あらゆるギャップを埋めるプロセスの専門家です。特定の文化的ギャップを縮めたいと本気で思い、自分を素直に評価できる人であれば、ほとんどのギャップを埋めることは可能だと思います。

2 年前に TEDx で講演しましたが、その時のトピックは小さなジェスチャーがいかに私たちと相手の間のギャップを埋めることができるか、というものでした。それがこの本になったのです。

テクノロジーはどのように橋渡しを促進できるしょうか?

私たち誰もが使っているオンラインプラットフォームには、いくつかの明るい兆しがあります。

私は毎年 11 月に東京に行き、世界中のリーダーを招待して行われるある国際的な企業のグローバルワークショップのファシリテーターをしています。このワークショップは素晴らしい機会ですが、費用が高く、参加者も限られています。今年はバーチャルでの開催となり、より多くの参加者が集まり、費用も大幅に抑えられるようになりました。

もう一つは、翻訳を実験的にやっていて、2 ヶ国語でやっていることです。Zoom で日本語と英語同時に投票を行ったのですが、これがすごかったんです。特に多言語でのファシリテーションに関しては、バーチャル技術の応用はまだまだ未開拓です。対面で行われていたものをただコピーするのではなく、バーチャルな体験をどのように活用するかについて、まだ考えています。より良い体験を提供したいと思っています。

mmhmm との出会いは?

私の夫は常にネットを見ている人で、パンデミックの間に「これは君に向いてるんじゃないかな」と薦めてくれたんです。チェックして、すぐにハマりました。私のウェビナーをすっかり変えてしまいました。

私は以前、丸一日かけて対面式のトレーニングを行っていましたが、忙しいみなさんに有意義な体験を提供する方法を理解しています。長い間この種の仕事をしてきたので、人々の興味を惹きつける方法を知っています。3 月にすべてがキャンセルになったとき、長年一緒に仕事をしてきたクライアントとの会合が 3 月下旬に予定されていたので、「わかりました。WebEx を使ってオンラインでやりましょう」と言いました。しかし、それは大失敗でした。 私が話すだけで、それからインターネットの調子が悪くなって、誰かにスライドを送ってもらわなければなくなりました。本当に最悪でした。ちょうどその頃、夫が mmhmm を紹介してくれたんです。

数ヶ月後、私は、一日がかりの会議を主催するクライアントと、その日の最後のスピーカーとして仕事をしていました。 それはとてもうまくいきました。まず、誰もこういったテクノロジーを見たことがなかったので、とても格好良く見えたと思います。そして、mmhmm を使うことで参加者を巻き込むことができました。世界各地から約 50 人の参加者がいましたが、楽しくて活気に満ちたセッションにするため、私はルーム機能を使って自分の映像を世界各地の背景に合成してクイズを行いました。参加者には私がどこにいると思うかをチャットに回答してもらったんです。話している間に、背景をパリにしたり、ベネチアにしたりしました。最初に正しい都市を入力した人が勝ちで、正解者の名前をアナウンスしました。参加者は世界中を飛び回る人たちですから、色々な場所を知っていてとても盛り上がりました。

私が mmhmm の使い方で好きなものの一つは、ポイントを説明するためにスライドの周りで自分の映像を移動することです。プレゼンテーションでは、写真を使ってストーリーを伝えています。これが mmhmm ならではの、静的なプレゼンでは得られない、対面での体験に近づくための一つの方法だと感じています。対面学習の目的は、人々を巻き込むことですが、mmhmmは、私がこれまで知らなかった方法でそれを実現するのに役立っています。

あなたにとって、何かが良い方向に変化しましたか?

2 ヶ月前、私は、24 時間以内に 3 つの異なるグループにそれぞれの組織のための WE-ビルディングについて話をしました。2 つは企業、1 つは教会のグループでした。3 つのセッションのタイミングがとても近かったので、その前は少しストレスを感じていました。でも、終了後にこう思ったんです。「すごい!グアテマラ、東京、スペイン、アイルランド、ヒューストンの数百人の人たちと 24時間以内に話をしたんだわ。こんな短い時間に、全く違った人たちと!」実際の生活では絶対にできないことだと思いました。

私の著書、The Business of WE が出版された今、私は一人でも多くの人に WE-ビルディング のメッセージを伝えたいと思っています。ギャップを狭め、他者との信頼関係を築く方法を人々に伝えることは、私のライフワークです。より安全で、誰もが受け入れられ、生産的な世界を作るために、人々が自分の生活に関連するあらゆるギャップを埋めるために行動を起こす WE-ビルディング革命を起こすことが私の目標です。テクノロジーを使うことで、このメッセージをより効果的に伝えることができるようになると思っています。

(このインタビューは実際の発言を編集したものです。)

さらに詳細をお知りになりたい方は LauraKriska.com をご覧ください。